「防水腕時計が欲しいけど、どれを選べばいいか分からない…」
そんな風に悩んでいませんか?
雨の日でも気にせず使える、アウトドアでも頼れる、仕事中でもスマートに身につけられる——
防水腕時計は、まさに“万能”な存在です。
でも一方で、「防水◯◯mって実際どれくらい濡れて大丈夫?」「お風呂やサウナでも使えるの?」「安くても信頼できるブランドはある?」といった疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。
実は、防水性能と一言でいってもその種類はさまざまで、使うシーンに合った防水レベルを選ばないと、知らないうちに時計をダメにしてしまうことも…。
さらに、防水性能は“永久”ではなく、正しい使い方と定期的なメンテナンスが欠かせません。
この記事では、防水腕時計の基礎知識からシーン別・価格帯別のおすすめモデル、購入時の注意点や長く使うためのメンテナンス術まで、初めてでも失敗しない選び方を徹底解説します。
「防水機能があれば何でもいい」ではなく、
あなたのライフスタイルや使い方にピッタリ合った“本当に使える1本”を見つけてみませんか?
1. 防水腕時計の基礎知識
防水腕時計を選ぶうえで、まず知っておくべきなのが「防水性能」の正しい理解です。
単に「防水」と書かれていても、その性能には大きな幅があり、使えるシーンが異なります。
ここでは、防水等級の意味や表記の見方、注意点について解説します。
1-1. 防水性能の等級とは?
腕時計の防水性能は、「気圧(ATM)」や「メートル(m)」といった単位で表されます。
これはあくまで理論上の圧力であり、「防水○○m」と表記されていても、必ずしもその水深で使えるとは限りません。
1-1-1. 日常生活用防水(3気圧)とその用途
「3気圧防水(30m防水)」と書かれている時計は、日常的な水滴や汗、雨などに耐えられるレベルの防水性を備えています。
使えるシーン:
- 手を洗うときの水ハネ
- 雨の日の外出
使えないシーン:
- シャワー
- 水に沈む可能性がある作業
つまり、「濡れても大丈夫」程度の防水であり、水中使用には向いていません。
1-1-2. 5気圧防水はどこまで対応できる?
「5気圧防水(50m防水)」は、3気圧よりも高い耐水性を持ち、軽いシャワーや水仕事程度であれば対応可能とされています。
ただし、湯気や高温の水は想定されていないため、風呂やサウナはNG。
「日常生活+α」程度の防水性と考えておきましょう。
1-1-3. 10気圧・20気圧はどんなシーンに適している?
- 10気圧防水(100m):水泳、洗車、軽いマリンスポーツに対応
- 20気圧防水(200m):ダイビングや水中作業も可能な本格防水
このあたりから、水中での使用を前提とした防水性能となります。
ただし、長時間の使用や過度の水圧がかかる状況では劣化リスクもあるため、こまめなメンテナンスが推奨されます。
1-1-4. 「100m防水」と「10気圧防水」の違いとは?
結論から言えば、「100m防水」と「10気圧防水」は基本的に同じ意味ですが、表記の仕方が異なるだけです。
ただし、メーカーやモデルによって表現に微妙な差があるため、正確には「どのシーンまで対応できるか」の仕様詳細を確認することが重要です。
たとえば:
- 100m防水と書いてあっても、スキューバダイビングには非対応なこともある
- ISO認定の「ダイバーズウォッチ」でない限り、水中使用には慎重を要する
1-2. 防水性能の表示方法と注意点
防水性能は、時計の裏蓋や取扱説明書などに表示されていますが、その表記だけを鵜呑みにするとトラブルの元になります。
1-2-1. 「WATER RESIST 100M」などの表記の意味
- WATER RESIST 30M → 日常生活防水
- WATER RESIST 50M → 強めの水しぶきOK
- WATER RESIST 100M → 水泳OK(潜水は不可)
これらの表記はあくまで「静水圧」を基にした理論値であり、実際の水中環境とは異なるため、過信は禁物です。
1-2-2. 表記と実際の防水性能に差がある理由
- 手を動かすことで水圧が上がる
- シャワーの勢いや温度でパッキンが劣化
- 潜水時の水流や衝撃により実力を超える負荷がかかる
このような理由から、「表示されている数値以上の使い方」は避けるべきです。
あくまで安全マージンを取った使い方を心がけることが重要です。
1-2-3. 防水表示のない時計はどこまで使える?
防水表示が一切ない時計は、基本的に水気厳禁と考えてください。
- 汗や湿気でも錆びや故障の原因に
- 雨の日の使用も避けるのが無難
デザイン重視のドレスウォッチなどに多く見られますが、実用性よりファッション性重視のモデルであるため、水の使用が想定される場面では控えたほうが良いでしょう。
2. シーン別おすすめ防水腕時計
防水腕時計と一口に言っても、使うシーンによって求められる性能やデザインは大きく異なります。
ここでは、ビジネス・アウトドア・マリンスポーツという3つのシーン別に、適した防水腕時計の選び方やおすすめモデルを紹介します。
2-1. ビジネスシーンに適した防水腕時計
2-1-1. ビジネス向けに求められる防水性とデザイン性
ビジネスシーンで使う腕時計には、**控えめなデザインと最低限の防水性(3〜5気圧防水)**が求められます。
雨の日や手洗い程度の水濡れに耐えられれば十分で、見た目の上品さやスーツとの相性も重要です。
派手なカラーやスポーティーすぎるデザインは避け、シンプルで落ち着いた文字盤・薄型ケースを選びましょう。
2-1-2. スーツに馴染む防水時計の条件とは?
スーツに合う防水時計を選ぶ際は、以下のポイントを意識しましょう:
- 厚すぎないケース(10mm前後が理想)
- 金属 or 革ベルト(革は水に弱いが見た目は上品)
- シンプルなアナログ表示(視認性と高級感)
- 色味はモノトーンやシルバー系が無難
“日常防水+上品なルックス”が両立したモデルがベストです。
2-1-3. 日常防水のおすすめブランドとモデル
ビジネス向けで人気のある日常防水時計の例:
- セイコー プレザージュ:和モダンなデザインと信頼のムーブメント
- シチズン アテッサ:チタン製で軽く、スーツにも合う
- オリエント バンビーノ:コスパ抜群のクラシカルモデル
これらは日常生活防水(3~5気圧)を備えつつ、スーツに映える洗練されたデザインが魅力です。
2-2. アウトドアやスポーツに最適なモデル
2-2-1. スポーツ・登山・ランニングに必要な防水レベル
運動中は汗や突然の雨などで腕時計が濡れる機会が多いため、最低でも10気圧防水(100m防水)以上を選びましょう。
登山やキャンプなどでは、衝撃や汚れにも強い仕様が望まれます。
ランニングなら軽量モデル、トレッキングや登山ならコンパスや気圧計付きモデルも便利です。
2-2-2. タフな設計のG-SHOCK・プロトレックの魅力
アウトドア&スポーツシーンで不動の人気を誇るのがカシオのG-SHOCKとPRO TREK(プロトレック)。
- G-SHOCK:耐衝撃性+20気圧防水+豊富なデザインバリエーション
- PRO TREK:登山向けの多機能モデル(高度計、温度計、コンパス内蔵)
どちらも高い防水性と耐久性を両立しており、ハードな環境下でも安心して使用できます。
2-2-3. 耐衝撃性や操作性も重要な選定ポイント
アウトドアやスポーツ用途では、
- ケースやガラスの耐衝撃性
- 手袋をしていても押しやすいボタン
- 暗所でも見やすいバックライト・蓄光針
などの機能性も重要です。
「壊れにくい」「扱いやすい」ことが、結果的に長く使える時計選びに直結します。
2-3. マリンスポーツ対応のダイバーズウォッチ
2-3-1. ダイバーズウォッチのISO規格とは?
本格的なダイバーズウォッチには、ISO 6425という国際規格が存在します。
これに準拠している時計は、以下の条件を満たしています:
- 最低200mの防水性能
- 水中での視認性
- 外れにくいリューズ構造
- ベゼルによる経過時間計測機能
スキューバダイビングや潜水作業に対応するための信頼性が保証されています。
2-3-2. 潜水に対応する本格防水仕様の条件
ダイバーズウォッチを選ぶ際は以下の仕様が揃っているか確認しましょう:
- ねじ込み式リューズ(防水性UP)
- スクリューバック構造(裏蓋の強度UP)
- セラミック製ベゼル(腐食に強い)
- ヘリウムガスエスケープバルブ(飽和潜水用)
高価格帯になるほど、耐久性・精度・機能性が向上します。
2-3-3. おすすめのダイバーズブランド(セイコー、シチズン 他)
- セイコー プロスペックス:世界的評価の高い国産ダイバーズ
- シチズン プロマスター マリン:光発電+高耐久
- オリエント スター ダイバー:国産でありながら価格控えめ
- ロレックス サブマリーナ(高価格帯):資産価値も備える一本
日本ブランドなら、5万〜10万円台で高性能モデルが手に入ります。
2-3-4. プロフェッショナル仕様と一般向けの違い
同じ「ダイバーズウォッチ」でも、プロ用と一般向けでは価格も機能も大きく異なります。
項目 | 一般向けモデル | プロ仕様モデル |
---|---|---|
防水性能 | 100〜200m | 300m以上(飽和潜水対応) |
機能性 | ベーシック(ベゼル+視認性) | 高機能(ガスエスケープなど) |
価格帯 | 2万〜10万円前後 | 10万円〜数十万円以上 |
使用目的に応じて無理のない選択をすることが、失敗しないコツです。
3. 防水腕時計の選び方ガイド
防水腕時計を選ぶ際は、「防水性能が高ければ良い」というわけではありません。
重要なのは、使う目的と環境に応じて必要なスペックを見極めること。さらに、素材やデザインとのバランスも大切です。
ここでは、初心者でも失敗せずに選べるよう、実用性と見た目の両面からポイントを整理していきます。
3-1. 使用目的に応じた防水性能の選定
3-1-1. 普段使いに必要な最低限の防水性とは?
日常生活で使用するだけなら、3〜5気圧(30〜50m)防水で十分です。
このレベルで対応できるシーン:
- 雨に濡れる
- 手洗いや食器洗い時の水はね
- 少量の汗・湿気
ただし、シャワーや水泳など継続的に水がかかる環境では不十分なので要注意。
あくまで“濡れても壊れない”程度の認識が適切です。
3-1-2. アウトドア用途ではどこまで耐水性を求める?
アウトドアやスポーツ用途では、最低でも10気圧(100m)防水以上を目安にしましょう。
水しぶき、汗、雨、川遊びなどが想定される場合は、20気圧(200m)防水あれば安心です。
また、ダイビングなど本格的な水中使用を考えているなら、**ISO認定のダイバーズウォッチ(200m〜)**が推奨されます。
3-1-3. 使用頻度と価格のバランスの取り方
毎日使う時計に高い防水性能が必要とは限りません。
防水性が上がるほど価格も上がる傾向があるため、「どのくらいの頻度・シーンで使うか」を冷静に判断することがポイントです。
例:
- 毎日オフィス+週末軽いアウトドア → 10気圧でOK、価格は2〜3万円台
- ダイビングやマリンスポーツが趣味 → 20気圧以上+耐衝撃構造、5万円以上を検討
「スペック過剰」で予算を無駄にしないように注意しましょう。
3-2. 素材とデザインのチェックポイント
防水性能だけでなく、素材やデザインも長く愛用するうえで重要です。
防水性と耐久性、快適性のバランスを取ることで、後悔のない選び方ができます。
3-2-1. ステンレス vs チタン vs 樹脂:素材ごとの特徴
素材 | 特徴 |
---|---|
ステンレス | 一般的な金属素材。耐久性・見た目・価格のバランス◎ |
チタン | 軽くて錆びにくく肌にやさしい。やや高価だが快適性重視の方におすすめ |
樹脂 | 軽量で衝撃に強く、水にも強い。スポーツ向けだが高級感はやや劣る |
選び方のポイントは、使用目的×見た目×価格のトータルバランスです。
3-2-2. 革・ラバー・メタル:ベルトの選び方と注意点
ベルト素材 | 特徴と適したシーン |
---|---|
革バンド | 見た目が上品でスーツに合う。水に弱く、汗や湿気に注意が必要 |
ラバーバンド | 防水性が高く、スポーツやアウトドアに最適。肌へのフィット感も良好 |
メタルバンド | 耐久性が高く、ビジネス〜カジュアルまで幅広く使える。重さが気になる人もいる |
汗をかきやすい夏場や水辺で使うならラバー、ビジネス使いなら革かメタルが無難です。
3-2-3. デザインと防水性能のバランスを取るコツ
防水性が高い腕時計は、どうしてもゴツくなりがちです。
しかし最近では、薄型かつスタイリッシュな防水時計も増えており、ファッション性を損なうことなく実用性も両立できます。
選び方のポイント:
- ビジネス用途 → 薄型・シンプルデザインで10気圧防水前後
- アウトドア用途 → ボリューム感があっても20気圧防水+機能性重視
- 普段使い用 → 見た目と着け心地、価格のバランスを最優先
**「デザインが気に入らない時計は結局使わない」**というケースは多いため、外観と機能の両立を意識しましょう。
4. 防水腕時計のメンテナンスと注意点
防水腕時計は、購入した時点では高い性能を持っていても、使い方次第で防水性が徐々に低下してしまうものです。
長く安心して使い続けるためには、正しいメンテナンスと日常での取り扱い方が重要になります。
ここでは、防水性能を保つための維持方法と、注意すべき使用上のポイントを解説します。
4-1. 防水性能を維持するためのメンテナンス
4-1-1. 防水テストはどのくらいの頻度で行うべき?
防水性能は、時計の構造やパーツの劣化により年々少しずつ落ちていきます。
そのため、最低でも2〜3年に一度は防水テストを受けるのが理想的です。
特に以下のような使い方をしている場合は、より早いサイクルでの点検が推奨されます:
- 海やプールでの使用が多い
- スポーツや汗をかく環境でよく使う
- 長年一度も点検していない
防水テストは、時計店やメーカーサービスで数千円程度から受けられることが多く、将来的な故障防止に非常に有効です。
4-1-2. パッキン(ゴムパーツ)の交換タイミングとは
時計の防水性を支えているのは、ケースやリューズ部分に使われている**パッキン(防水用ゴムパーツ)**です。
このパーツは、
- 時間の経過
- 紫外線や汗による劣化
- ゴミや砂による摩耗
などで徐々に硬化し、ひび割れや変形を起こします。
交換の目安は3〜5年ごとが一般的。
防水テストの結果や、オーバーホール時に一緒に交換してもらうのが効率的です。
4-1-3. メーカー点検を受けるメリットと費用感
正規メーカーや信頼できる修理店に点検を依頼することで、
- パッキンの状態チェック・交換
- ガラスやリューズの気密性確認
- ケース内部の湿気チェック
など、防水性に関するあらゆる部分を専門的にチェックしてもらえます。
費用の目安は:
- 防水チェックのみ:2,000〜5,000円程度
- 点検+パッキン交換:5,000〜10,000円程度
※ブランドやモデルによって異なります。
時計の故障や浸水を未然に防ぐためには、定期的なメーカー点検が最も確実な手段です。
4-2. 使用時の注意点
防水腕時計であっても、使い方を間違えると防水機能は簡単に損なわれてしまいます。
以下のような使用時の注意点を守ることで、トラブルを未然に防ぐことができます。
4-2-1. 水中でのボタン操作はNGな理由
水中でストップウォッチ機能などのボタンを押すと、水が内部に侵入する危険があります。
これは、ボタン部分にあるパッキンが水圧変化に弱く、圧力差によって気密性が破れるためです。
一部のダイバーズウォッチでは水中操作に対応しているモデルもありますが、基本的には「水中操作NG」が大原則と覚えておきましょう。
4-2-2. 急な温度変化で結露するメカニズム
寒い屋外から暖かい室内やお風呂場に入ったときなど、急激な温度差があると、時計内部に結露(水滴)が発生することがあります。
これは、
- 内部にわずかに入った湿気
- 温度差によって蒸気化 → 冷たいガラスに当たって凝結
という現象です。
防水性が完全であっても、「内部に水分がゼロであること」は保証されていないため、サウナや風呂場での使用は避けるべきです。
4-2-3. 塩水や石鹸水が時計に与える影響とは?
防水時計であっても、海水(塩水)や石鹸水が付着したまま放置すると、以下のような悪影響があります:
- 塩分による腐食(特に金属部分)
- 石鹸の成分によるゴムパーツの劣化
- ガラスの曇りやケースの変色
海水浴やシャワーのあとには、真水で洗い流し、やわらかい布で水分をしっかり拭き取ることが重要です。
5. 価格帯別おすすめ防水腕時計
防水腕時計を選ぶ際、価格帯ごとの特徴を把握しておくことで、コストパフォーマンスに優れた1本を見つけやすくなります。
ここでは1万円以下のエントリーモデルから、5万円以上のハイエンドモデルまで、価格別におすすめポイントを紹介します。
5-1. 1万円以下で購入できるコスパモデル
5-1-1. カシオ、シチズンなどの高評価モデル
1万円以下でも、防水性能と実用性を兼ね備えたモデルは多数あります。特にカシオとシチズンはこの価格帯の代表格です。
おすすめモデル例:
- カシオ スタンダード(MRW-200Hなど)
→ 100m防水・回転ベゼル付きで見た目もスポーティー - シチズン Q&Q(Falconシリーズ)
→ シンプルデザインで5〜10気圧防水、ビジネスでも使いやすい
このクラスでも、日常使いや軽いレジャーには十分なスペックを備えており、初めての防水時計にも最適です。
5-1-2. 価格以上の性能を持つ人気ブランド
1万円以下でも「え、これでこの値段!?」と驚くような高機能モデルもあります。
- カシオ G-SHOCKのエントリーモデル
→ 20気圧防水+耐衝撃性でアウトドアやスポーツに最適 - SKMEIやNAVIFORCEなどの海外格安ブランド
→ 見た目が豪華で機能も多彩。ただし信頼性はやや注意
“とりあえず1本持っておきたい”という方に、コスパ重視で選ぶなら非常におすすめです。
5-2. 1万円〜5万円のミドルレンジモデル
5-2-1. ビジネスにも使える防水時計の選び方
この価格帯になると、防水性に加えてデザイン性・素材の質感も向上してきます。
ビジネスシーンでも使いたいなら、以下のようなポイントに注目しましょう:
- 薄型&メタル or レザーベルトでスーツにマッチ
- 5〜10気圧防水で、雨や汗にも安心
- アナログ中心のシンプルで視認性の高いデザイン
例:
- セイコー セレクション
- シチズン コレクション
- オリエント バンビーノ
これらは**“仕事でも休日でも使える1本”を探している人にぴったり**です。
5-2-2. デザイン性×機能性のバランスが魅力のモデル
5万円未満のモデルでは、見た目と機能性のバランスが非常に優れているものが豊富です。
- セイコー プロスペックス(一部モデル):200m防水でプロ仕様ながら手頃な価格
- CITIZEN アテッサ:チタンボディ・光発電・10気圧防水と万能
- G-SHOCK MT-G・EDIFICEシリーズ:スポーティー&スマートなデザインが人気
防水性だけでなく、快適な装着感や使いやすさも追求したい方に最適な価格帯です。
5-3. 5万円以上のハイエンドモデル
5-3-1. 本格派に人気の日本製ダイバーズウォッチ
本格的な防水性能と信頼性を求めるなら、5万円以上の国産ダイバーズウォッチは非常に魅力的です。
人気モデル例:
- セイコー プロスペックス ダイバーズ200m
→ ISO認定、ねじ込み式リューズ、夜光針搭載 - オリエントスター ダイバー
→ 高級感のある仕上げと自動巻きの精度が特徴 - CITIZEN プロマスター マリン
→ エコ・ドライブ(ソーラー)&200m防水でメンテナンスも楽
日本ブランドならではの精密さ・耐久性・コストパフォーマンスがそろったモデルが多く、ダイバーズ初心者にもおすすめです。
5-3-2. 海外ブランドの高性能防水モデル比較
5万円を超えると、ロレックスやタグ・ホイヤー、オメガといった海外の高級ブランドも視野に入ってきます(並行輸入や中古を含む)。
代表例:
- ロレックス サブマリーナ:300m防水・資産価値も高い
- オメガ シーマスター:高精度ムーブメント+デザイン性◎
- タグ・ホイヤー アクアレーサー:スポーティーでオンオフ問わず使える
これらは性能面でも非常に優秀であり、ステータス性や長期的価値を重視する人におすすめです。
6. よくある質問(FAQ)
防水腕時計を購入・使用する際、多くの人が抱える疑問にお答えします。
間違った知識のまま使ってしまうと、せっかくの時計を傷めてしまうことも。
ここでは、特に問い合わせが多い「防水性に関する誤解」や「長持ちさせるコツ」について解説します。
6-1. 防水腕時計はお風呂やサウナで使用できますか?
6-1-1. 高温多湿環境がゴムパーツに与えるダメージ
結論から言うと、たとえ高防水の時計でもお風呂やサウナでの使用はおすすめできません。
理由は、防水性能を支えるゴム製パッキンが高温で劣化しやすいためです。
- 温度が高くなるとゴムが柔らかくなり、気密性が低下
- 湯気や湿気が内部に入りやすくなり、結露やサビの原因に
特にサウナのような高温多湿の過酷環境では、時計の寿命を大幅に縮めるリスクがあります。
6-1-2. サウナで時計を外すべき理由とは?
サウナでは室温が80〜100℃近くに達し、時計内部の潤滑油の劣化や変質が進行する可能性があります。
また、外装の金属部分が高温になり、皮膚をやけどする危険性も。
防水性能とは無関係に、サウナでは時計を外してロッカーなどに保管するのが鉄則です。
「20気圧防水だから大丈夫」と過信せず、温度環境による影響も考慮しましょう。
6-2. 防水性能は永続的に保たれますか?
6-2-1. 防水性の劣化メカニズムと予防策
防水性能は、購入時の状態がずっと維持されるわけではありません。
劣化の主な要因は以下のとおりです:
- パッキンの経年劣化
- 衝撃によるケースの歪みやひび
- 使用中に蓄積する湿気やホコリ
- 頻繁な温度変化や汗の影響
これを防ぐには、定期的なメンテナンスと点検が欠かせません。
特にパッキン交換や防水テストは、最低でも3〜5年に1回行うのが理想です。
6-2-2. 長く使うために定期点検が必要な理由
時計の防水性能は「見た目だけでは判断できない」ため、気づかないうちに性能が落ちているケースも少なくありません。
定期点検では:
- 気密性のチェック
- 内部に湿気が侵入していないかの確認
- パーツの劣化具合の確認
などを行い、トラブルの“予防”につながります。
故障してからでは遅いため、「問題ない時こそ点検のチャンス」と捉えると安心です。
6-3. 防水腕時計の寿命はどのくらいですか?
6-3-1. 毎日の使用が寿命に与える影響
防水時計の寿命は、使用環境と頻度によって大きく変わります。
例えば、毎日着用していても、
- 雨の日に頻繁に濡れる
- 汗をかくスポーツ時にも使う
- 入浴時に誤って使用する
といった使い方をしていれば、パーツの劣化が早まり寿命も短くなる傾向があります。
防水時計とはいえ、無理な使用は寿命を削る原因になるのです。
6-3-2. メンテナンス次第で寿命は変わる
一方で、丁寧な使い方と定期的なメンテナンスを行えば、10年以上にわたって愛用することも可能です。
特に次のような習慣が時計の寿命を大きく延ばします:
- 使用後に軽く拭き取る
- 防水チェック・パッキン交換を行う
- 過酷な環境では着用を控える
“買ったまま”ではなく、“育てながら使う”意識を持つことで、防水腕時計は一生モノの相棒になります。
7. まとめ|自分に合った防水腕時計を、賢く選んで長く使おう
防水腕時計は、日常生活からアウトドア、さらにはプロユースまで、シーンによって活躍する場面が大きく異なります。
そのため、単に「防水性が高ければいい」ではなく、使用目的に合わせた防水等級と機能、デザイン、価格帯のバランスを見極めることが重要です。
この記事では、
- 防水性能の基本と正しい理解
- シーン別に最適な防水時計の選び方
- 長く使うためのメンテナンスと注意点
- 価格帯別のおすすめモデル
- よくある誤解や使用時のFAQ
までを網羅的にご紹介しました。
特に注意していただきたいのは、防水性能は「永久」ではないという点です。
定期的な点検・パッキン交換などを通じて性能を維持することで、大切な時計を長く使うことができます。
また、時計はファッションアイテムであると同時に、実用的なツールでもあります。
だからこそ、自分のライフスタイルや使うシーンにぴったり合った1本を見つけることで、毎日の快適さも満足度も格段にアップします。
🔽 この記事を読んだあなたにおすすめ:
⏳あなたの腕時計、本当に今の生活スタイルに合っていますか?
買い替えや見直しを検討している方は、ぜひ今回の知識を参考に、後悔しない1本を選んでくださいね。
コメント